友だちに紹介してもらう

友人紹介や口コミは、身の回りに友人や知人、顧客が居なければ成立しません。ただ、友人や知人、顧客の数は限られていますよね？
手当たり次第に紹介をお願いしても、そのうち人脈は尽きてしまいます。同じ人に何度も紹介をお願いしてしまえば、うとましがられる可能性も......。
その点、多くの口コミ・友人紹介を受けるセミナー講師の方は、毎日多くの人に会って、新たな人脈作りを欠かしていません。

ある人気講師の方は「1日にとにかく、誰でもいいから20人に会うようにしている」と教えてくれました。
もちろん20人が全員新しい人だとは限らないみたいですが、とにかく人に会って友人・知人の輪を広げようとしているそうです。異業種交流会にもよく出向いているとの話。

友人・知人の数が増えれば、単純に紹介や口コミによる集客の可能性も広がっていきますよね？
将来の顧客にしようだとか、紹介を受けようだとか、利害関係を考えずに、まずはとにかく人と会って友人・知人を多く作るという地道な努力を忘れてはいけないのですね。

ビジネスに直結する・しないに関係なく、口コミや紹介で集客に成功されているセミナー講師の方は、あちこちで人助けをされている印象があります。
例えば知人のセミナー集客に力を貸したり、セミナーデビューの新人が居れば応援に出かけたり、プライベートで困っている人が居れば相談に乗ったり。

ある人気セミナー講師の方は、自分の知っている男女を引き合わせる仲人のような役割まで果たしていました。見事、その2人は結婚され、披露宴でスピーチまで任されたそうです。もはや地方議員みたいですね......。
全ての人助けがビジネスに直結するわけではありませんが、その新たに誕生したカップルや周辺の関係者は、生涯にわたって仲人のセミナー主催者の味方になってくれるはずです。

どうしても「セミナーはなんだか怪しい」と一部に考える風潮がある中で、信用力があるセミナー主催者は強いです。
「あの人は信用できる」「いい人だ」「恩人だ」など、人としての評価が高まれば、将来的にセミナー集客にも結果がついてきます。

口コミや友人紹介が多いセミナー講師の方は、人に会うだけでなく多くの方と頻繁にコンタクトを取っていると分かります。
貸し会議室を提供している弊社の私に対してでさえ、定期的に便りをくださる人気講師の方が少なくありません。いわゆる「筆まめ」なのですね。

自分の書籍が出たら、お世話になった人に送ったり、メールや電話で何かのお祝いのメッセージを伝えたり、実際に会いに出かけたり。

弊社で懇意にさせていただいている人気講師の方の多くは、こちらの着信履歴があればすぐに折り返しの連絡を入れてくれますし、こちらが忘れているような約束まできっちりと守ってくださいます。
そのような信頼関係作りをさまざまな人との付き合いの中で継続して初めて、口コミが広がり、知人紹介が増えていくのですね。