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コラム

2|イベント主催者のための成功ノウハウ完全ガイド 3.当日の運営とファシリテーションのスキル1【タイムマネジメント実践術】

遅延発生時のリカバリー方法

事前の準備や時間管理の工夫をどれだけしても、イベント当日は予期せぬことでプログラムに遅れが生じることがあります。機材トラブル、登壇者の話が長引く、質疑応答が白熱するなど、遅延の原因は様々です。重要なのは、遅延が発生した場合にパニックにならず、適切に対応すること。どうリカバリーするかが、イベントの質や参加者の満足度を保つ鍵となります。

遅延発生時にどう対応すべきか、具体的なリカバリー方法を見ていきましょう。

遅延発生時の基本的な考え方

  • 冷静になる

    まずは焦らず、落ち着いて状況を把握することが第一歩です。

  • 関係者と連携

    一人で抱え込まず、司会や運営スタッフと状況を共有し、協力して対応を考えます。

  • 終了時間厳守を最優先に

    プログラムの遅延を吸収し、最終的なイベント終了時間を守ることを目標とします。
    特に会場(SMG貸し会議室を含む)の利用終了時間を超えると追加料金が発生する可能性があるため、これは最優先で考えます。

     

遅延発生時の具体的なリカバリー方法

  1. 原因の特定と状況把握

    何が原因で遅れているのか、現在どれくらい遅れているのか、今後のプログラムにどの程度影響するかを素早く把握します。
    進行表で遅れている箇所を確認しましょう。

  2. プログラムの調整

    遅延を吸収するために、プログラム内容を調整します。

    • 短縮

      後続のパートの時間を少しずつ短縮します。
      重要度の低い導入部分やまとめの部分を簡潔にしてもらうよう、担当者に依頼します。

    • 内容の凝縮

      登壇者に最も伝えたいポイントに絞って話してもらう、質疑応答の時間を短くするなど、内容を凝縮します。

    • 休憩時間の調整

      休憩時間を短縮することも一つの方法ですが、参加者の集中力維持に配慮が必要です。

    • 予備時間(バッファ)の活用

      事前にプログラムに設けておいた予備時間やバッファをここで活用します。

  1. 関係者との連携

    遅延状況と今後の対応策について、司会、登壇者、運営スタッフ間で素早く情報を共有します。アイコンタクトや、事前に決めておいた簡単な合図などを活用して、スムーズに連携を取りましょう。

  2. 参加者へのアナウンス

    プログラムに大幅な変更が生じる場合は、参加者にも簡潔に状況と今後のプログラム変更(例: 「時間の都合上、質疑応答を〇分に短縮させていただきます」)を伝えます。正直に伝えることで信頼感が保たれますが、必要以上に遅延状況を繰り返したり、慌てている様子を見せたりしないように注意しましょう。

  3. 会場スタッフとの連携

    特に会場の利用終了時間が近づいている場合は、遅延状況と今後の対応策についてSMG貸し会議室のスタッフに速やかに連絡・相談します。利用時間の延長が可能か、可能な場合の料金などを確認し、会場側のルールに沿って対応を進めます。

  4. 最も重要なプログラムの死守

    他のパートを短縮・省略してでも、イベントの目的達成に不可欠な最も重要なコンテンツやプログラムの時間だけは確保する努力をします。優先順位を事前に決めておくことが役立ちます。

     

リカバリーを成功させるための準備

遅延に強く、スムーズなリカバリーを行うためには、事前の準備が重要です。

  • 事前の「予備費」と「バッファ」の確保。(予算・スケジューリングのコラムで解説しました。)

  • プログラム進行表に、各パートでどの部分を短縮可能か、どこにバッファがあるかなどをメモしておきます。

  • 関係者間で、遅延発生時の連絡方法や、どのような状況になったらどの対応をとるか(例: 〇分遅れたら休憩を〇分短縮するなど)を事前に話し合って決めておきます。

     

遅延は完全に防ぐのが難しいからこそ、発生した場合のリカバリー方法を事前に想定しておくことが非常に重要です。
冷静な状況判断と、関係者全員での素早い連携が、遅延というピンチを乗り越え、イベントを成功に導く鍵となります。

これで、タイムマネジメント実践術に関するコラムは終了です。

次回のコラムからは、「会議の進め方」について、参加者全員を巻き込むファシリテーションのスキルを掘り下げていきます。

 

コラムカテゴリ一覧

1|失敗しない!貸し会議室選びで確認すべきポイント 1 |貸し会議室選びのポイント

2|イベント主催者のための成功ノウハウ完全ガイド 2|イベント成功ノウハウ

3.当日の運営とファシリテーションのスキル1【タイムマネジメント実践術】

3.当日の運営とファシリテーションのスキル2【会議の進め方】

3.当日の運営とファシリテーションのスキル3【聞き手を惹きつける話し方・プレゼンテーション】

3.当日の運営とファシリテーションのスキル4【分かりやすい資料作成のコツ】

4.会議・イベント成功のための応用ノウハウ1【セミナー・研修】

4.会議・イベント成功のための応用ノウハウ2【面接を成功に導く】

4.会議・イベント成功のための応用ノウハウ5【ワークショップ】

3|働く場所・スタイル 3|働き方と「場」

4|大阪市内のエリア情報 4|大阪市内のエリア情報

2.貸し会議室が”ない”エリア

5|貸し会議室の多様な利用シーン 5|貸し会議室の利用シーン

7|貸し会議室ヒストリー 7|貸し会議室ヒストリー

8|イベント主催者様お役立ち情報 8|イベント主催者様お役立ち情報

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3.コロナ禍後の実態経済と賃料相場との乖離についての考察2:オフィス需要の現状

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12|大阪の貸し会議室選び徹底比較! 12|大阪の貸し会議室選び

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17|よくある質問集 SMG貸し会議室 17|よくある質問集 SMG貸会議室

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