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コラム

2|イベント主催者のための成功ノウハウ完全ガイド 4.会議・イベント成功のための応用ノウハウ4【展示会・説明会】

限られた時間で情報を伝える技術

展示会や説明会では、多くの来場者と接する機会がありますが、一人ひとりとじっくり話せる時間は限られています。多くの情報の中から、あなたの製品やサービスの魅力を短い時間で確実に伝え、来場者の関心を引きつけ、次の行動に繋げることが、展示会・説明会を成功させる鍵となります。そのためには「限られた時間で効率的かつ効果的に情報を伝える技術」が非常に重要です。

なぜ限られた時間で情報を伝える技術が重要なのか?

  • より多くの来場者に対応できる

  • メッセージが印象に残りやすくなる

  • 効率的にリード(見込み顧客)を獲得できる

  • 具体的な商談機会を創出できる

     

限られた時間で情報を伝える具体的な技術

ブースでの接客時に意識したい、短い時間で効果的に情報を伝えるためのポイントです。

  1. 最も伝えたい「一点」を明確にする

    製品やサービスには数多くの特徴やメリットがあるかもしれませんが、短い時間で全てを伝えようとするとかえって何も伝わりません。
    ターゲットとなる来場者のニーズや課題を踏まえ、彼らに最も響くであろう
    最も伝えたい「一点」や「核となるメリット」に絞って伝えることを心がけます。

  2. メリットを最初に伝える

    製品の詳しい機能や仕様の説明から始めるのではなく「この製品を使うことで御社のコストを〇〇%削減できます」「このサービスを利用すると△△という課題を解決できます」のように、来場者にとってのメリットや価値を最初に提示します。
    聞き手は「自分に関係がある」と感じることで、その後の話にも耳を傾けやすくなります。

  3. 分かりやすい言葉で簡潔に説明する

    専門用語を避け、誰にでも理解できる平易な言葉で説明します。
    長い説明は避け、短く、端的に要点を伝えます。
    エレベーターピッチのように、
    数十秒で簡潔に伝えられるように準備しておくと良いでしょう。

  4. 視覚的なツールを効果的に使う

    言葉だけでは伝わりにくい情報も、視覚的なツールを使うことで短時間で効果的に伝えられます。
    製品カタログやパンフレット、デモンストレーション映像を映すモニター、実際に製品を操作するデモンストレーションなどを活用しましょう(視覚に訴える装飾やデモンストレーションについては過去のコラムでも触れました)。

  5. 来場者の反応を見ながら話す

    一方的に話し続けるのではなく、来場者の表情やうなずきなど反応を観察しながら話を進めます。
    理解しているか興味を持っているかを確認し、必要であれば説明の内容や深さを調整します。
    来場者が関心を示した点について重点的に説明すると効果的です。

  6. 質問を促す

    一方的な説明だけでなく「ここまでで何かご不明な点はございますか?」「何かお困りのことはありますか?」のように、来場者からの質問を促します。
    質問に答えることで来場者の具体的な疑問を解消し、製品への理解を深められます。

  7. 次のアクションに繋げる

    興味を持ってもらえた来場者に対して、単に説明して終わるのではなく、必ず次のアクションに繋がる具体的な案内を行います。
    「詳しい資料はこちらです」「後日、改めて個別にご説明する機会を設けられますがいかがですか?」「ウェブサイトでさらに詳しい情報をご覧いただけます」のように、来場者が自ら次のステップに進めるような情報を提供します。
    名刺交換も忘れずに行いましょう。


     

事前の準備として、伝えたい情報を整理し「最も伝えたい一点」を明確にしておくこと、そして短い時間で分かりやすく説明するためのトークスクリプトやポイントを準備し、スタッフ間で共有・練習しておくことが非常に重要です。

SMG貸し会議室で展示会を実施する場合、ブースのレイアウト(来場者の動線、商談スペースの有無など)や、デモンストレーションに必要な設備(モニター、デモ機を置くスペースなど)が、限られた時間での効果的なコミュニケーションをサポートします。

展示会・説明会において、限られた時間で効率的かつ効果的に情報を伝える技術は、来場者の関心を引きつけ製品・サービスへの理解を深め、商談やリード獲得といった具体的な成果に繋がるための重要な接客スキルです。
事前の準備をしっかり行い、当日の実践でこの技術を最大限に活かしましょう。

これで、展示会・説明会を効果的に開催するための応用ノウハウに関するコラムは終了です。
次回のコラムからは、目的別の応用ノウハウとして、ワークショップを成功させるためのポイントを掘り下げていきます。

 

コラムカテゴリ一覧

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3.当日の運営とファシリテーションのスキル2【会議の進め方】

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3.当日の運営とファシリテーションのスキル4【分かりやすい資料作成のコツ】

4.会議・イベント成功のための応用ノウハウ1【セミナー・研修】

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3|働く場所・スタイル 3|働き方と「場」

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