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コラム

3｜働く場所・スタイル 第5章：多様な働き方でキャリアを切り拓くビジネススキル

コラム第14回：オンライン・オフライン両対応！ 伝わるプレゼン能力向上法

今回から第5章「多様な働き方でキャリアを切り拓くビジネススキル」に入ります。変化の時代において、個人のスキルを磨き、自身のキャリアを主体的に切り拓いていくことの重要性は増しています。多様な働き方が広がる中で、私たちが身につけるべきビジネススキルも変化し、その重要度を増しています。 その中でも、自分のアイデアや考えを他者に分かりやすく伝え、共感を得て、行動を促すための「プレゼンテーション能力」は、ビジネスパーソンにとって不可欠なスキルと言えるでしょう。そして今、そのプレゼンを行う「場」が、対面のオフラインだけでなく、オンライン、あるいはその両方が混在するハイブリッドへと多様化しています。

それぞれの環境には異なる特性があり、聴衆に「伝わる」プレゼンを行うためには、それぞれの特性に合わせた準備とテクニックが必要です。
今回は、オンライン・オフライン両対応の「伝わるプレゼン能力向上法」についてご紹介します。

 

オンラインプレゼンとオフラインプレゼン、何が違う？

対面で行うオフラインプレゼンと、画面越しに行うオンラインプレゼンでは、聴衆とのインタラクションや情報伝達の手段が大きく異なります。

  • オフラインプレゼン

    会場の雰囲気、聴衆全体の反応、非言語情報（表情、ジェスチャー、視線）から多くの情報を得られます。
    物理的な資料配布や、会場全体を使った演出も可能です。
    聴衆との一体感が生まれやすい反面、会場の規模や設備に左右されます。

  • オンラインプレゼン

    非言語情報が伝わりにくく、聴衆の反応も掴みにくい場合があります。
    参加者はそれぞれの環境から接続するため、集中力が途切れやすいという課題もあります。
    一方で、画面共有による情報伝達が容易で、チャット機能などを活用したインタラクションも可能です。
    物理的な距離を超えて多くの人に届けられるというメリットがあります。

ハイブリッドプレゼンは、この両者が混在するため、さらに高度な配慮が必要になります。

 

「伝わる」オンラインプレゼンのための秘訣

オンライン環境で聴衆の心に響くプレゼンを行うためには、いつも以上に意識的な準備と表現が必要です。

  • 【準備】環境を整える

    安定した通信環境、静かで集中できる場所を選びましょう。
    背景にも配慮し、カメラ映りを意識した服装や髪型を整えます。資料は画面共有を前提に、文字サイズや図の見やすさを確認します。

  • 【話し方】オーバーに表現する

    非言語情報が伝わりにくい分、普段よりも大きめの声、はっきりとした滑舌、そして積極的にジェスチャーを取り入れることを意識しましょう。
    聴衆の顔（映っている場合）やカメラ（聴衆全体へのアイコンタクトとして）を見て話すことも重要です。
    適切な「間」を取り、聴衆が理解する時間を確保します。

  • 【資料】シンプルかつ視覚的に

     伝えたいポイントを絞り、一目で理解できるようなシンプルで視覚的な資料を作成します。
    グラフや画像を効果的に活用し、アニメーションや動画も必要に応じて取り入れます。

  • 【ツール活用】機能を使いこなす

     画面共有はもちろん、参加者への問いかけにチャット機能を活用したり、意見集約に投票機能を使ったりと、オンライン会議ツールの機能を積極的に活用しインタラクションを促しましょう。

     

「響く」オフラインプレゼンのための秘訣

リアルな場で聴衆を惹きつけ、メッセージを「響かせる」ためには、会場の活用と臨場感が鍵となります。

  • 【準備】会場と機材の確認

    事前に会場を下見し、プロジェクター、スクリーン、マイク、スピーカーといった機材が正しく動作するか確認します。
    資料の配布方法や、自分が動き回る動線などもイメージしておきましょう。

  • 【話し方】全身で伝える

    声の大きさやトーンを会場に合わせて調整し、聴衆全体に聞こえるように話します。
    ジェスチャーを交え、会場全体を見渡しながら、一人ひとりに語りかけるような視線を配りましょう。
    聴衆の表情や反応を見ながら、話し方や内容を調整する柔軟性も重要です。

  • 【資料】会場での見やすさを考慮

    会場後方からも見やすい文字サイズや、スクリーンに映した際のコントラストなどを考慮して資料を作成します。
    必要に応じて、物理的な資料も配布しましょう。

  • 【会場活用】空間を味方につける

    ホワイトボードを使ってその場で考えをまとめたり、会場内の移動を効果的に使って注目を集めたりと、物理的な空間をプレゼンの一部として活用することを意識しましょう。

    オフラインでの重要なプレゼンを行う場所として設備が整っていて参加者が集中できるレンタル会議室を選ぶことも、プレゼン成功への重要な要素となります。

     

ハイブリッドプレゼンを成功させるには

オフィスにいるオフライン参加者とリモートのオンライン参加者が混在するハイブリッドプレゼンは、両者への配慮が不可欠で、最も難易度が高いと言われます。
オフィス側の環境整備（オンライン参加者が見やすいモニター、声が聞き取りやすいマイクなど、コラム第5回参照）はもちろんのこと、進行役はオフィスとオンライン双方に意識を配り、オンライン参加者が疎外感を感じないように積極的に発言を促すなどの工夫が必要です。

 

両方に共通するプレゼン能力向上の普遍的なヒント

オンライン、オフライン、ハイブリッド、どの形式であっても共通して重要な、プレゼン能力向上のための普遍的なポイントがあります。

  • 目的とターゲットを明確にする

    「誰に何を伝え、どうなってほしいのか？」を明確にすることで、メッセージの構成や表現方法が決まります。

  • 構成を練る

    伝えたい内容を整理し、聴衆が理解しやすいストーリーラインを構築します。
    結論から話す、具体例を挙げるなどの工夫を取り入れましょう。

  • 練習を重ねる

     声に出して練習することで、話し方の癖に気づいたり、時間配分を確認したりできます。
    可能であれば録画して客観的に見てみましょう。

  • 質疑応答への準備

    想定される質問への回答を事前に準備しておきます。

  • 熱意を持って話す

    伝えたい内容への熱意は、聴衆に必ず伝わります。
    自信を持って、誠実に話しましょう。

  • 時間管理

    与えられた時間を守ることは、プレゼンターとしての信頼性に関わります。

     

まとめ：プレゼン能力は変化の時代を切り拓く重要なスキル

オンライン・オフライン両方に対応できる「伝わる」プレゼン能力は、多様な働き方が進む現代において、自身のアイデアを実現させ、キャリアを切り拓くために不可欠なビジネススキルです。

それぞれの環境の特性を理解し、今回ご紹介した準備とテクニックを実践することで、あなたのプレゼンはきっと聴衆の心に響くものになるはずです。

ぜひ、SMG貸し会議室のような場所をご利用いただき、プレゼン会場として、プレゼンを成功させる作戦会議の場としてご活用ください。

次回のコラムでは、リモートワークの普及によって変化した「ネットワーキング」の形と、新しい繋がり方、そしてイベント参加の意義について深掘りしていきます。

 

コラムカテゴリ一覧

1｜失敗しない！貸し会議室選びで確認すべきポイント 1 ｜貸し会議室選びのポイント

１．探し方のコツ

２．選び方の基準とチェックリスト

３．予約～利用開始までのステップ

４．利用中の注意点とマナー

５．利用後の確認と原状回復

６．よくある疑問・不安解消Q&A

７．貸し会議室を運営している様々な運営母体

８．SMG貸し会議室が運営する変わり種の会場

2｜イベント主催者のための成功ノウハウ完全ガイド 2｜イベント成功ノウハウ

１．準備編1【目的設定の重要性】

１．準備編2【参加者を知る】

１．準備編3【アジェンダ・プログラム作成の技術】

１．準備編4【予算とスケジューリング】

２．会場と設営の効果1【会場選びの視点】

２．会場と設営の効果2【効果を高める会場設営の工夫】

２．会場と設営の効果3【設備・備品の賢い活用法】

３．当日の運営とファシリテーションのスキル1【タイムマネジメント実践術】

３．当日の運営とファシリテーションのスキル2【会議の進め方】

３．当日の運営とファシリテーションのスキル3【聞き手を惹きつける話し方・プレゼンテーション】

３．当日の運営とファシリテーションのスキル4【分かりやすい資料作成のコツ】

４．会議・イベント成功のための応用ノウハウ1【セミナー・研修】

４．会議・イベント成功のための応用ノウハウ2【面接を成功に導く】

４．会議・イベント成功のための応用ノウハウ3【懇親会・交流会】

４．会議・イベント成功のための応用ノウハウ4【展示会・説明会】

４．会議・イベント成功のための応用ノウハウ5【ワークショップ】

４．会議・イベント成功のための応用ノウハウ6【ブレストミーティング】

５．成果測定と次への繋げ方1【効果測定】

５．成果測定と次への繋げ方2【フォローアップ】

3｜働く場所・スタイル 3｜働き方と「場」

第1章．多様化する働き方の現在地を知る

第2章．リモート時代のチームワークと話し方

第3章．集中力と生産性を引き出す働く場所の選び方

第4章：新しい働き方を支える空間デザインとテクノロジー

第5章：多様な働き方でキャリアを切り拓くビジネススキル

第6章：働き方の未来とレンタルスペースの可能性

4｜大阪市内のエリア情報 4｜大阪市内のエリア情報

１．SMG貸し会議室が”ある”エリア

２．貸し会議室が”ない”エリア

３．エリアから見た会場選びのコツ

４．大阪の都市開発と不動産価値の未来予測

5｜貸し会議室の多様な利用シーン 5｜貸し会議室の利用シーン

１．利用シーン毎

２．利用シーン別の主催者目線

３．貸し会議室の多様化する様々な利用シーン

7｜貸し会議室ヒストリー 7｜貸し会議室ヒストリー

１．年代別の変遷

２．歴史的背景別の変遷

8｜イベント主催者様お役立ち情報 8｜イベント主催者様お役立ち情報

１．最強組織の設計図　リーダーのための成長チーム構築論

２．最強組織の設計図　超実践編！綺麗事だけでは組織は作れない

３．最強組織の設計図　失敗事例から学ぶリアルなケーススタディ集

４．リーダーの駆け込み寺1　初期・古参メンバーとの関係

４．リーダーの駆け込み寺2　人間関係のトラブル

４．リーダーの駆け込み寺3　組織運営

４．リーダーの駆け込み寺4　リーダー自身の悩み

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9｜不動産ビジネス考察コラム 9｜不動産ビジネス考察コラム

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