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コラム

10|色々なビジネスモデル考察 1.シェアリングエコノミー

「移動のシェア」がもたらすビジネスチャンスと社会変革

音楽や動画はサブスクで楽しみ、不要なモノはフリマアプリで売買する。私たちの消費行動において、「所有」へのこだわりは急速に薄れつつあります。この大きな流れが、今まさに「移動」の世界に革命を起こしているのをご存知でしょうか。 かつて豊かさの象徴であったマイカー。しかし今、「移動のシェア(モビリティ・シェアリング)」という新しい選択肢が、私たちの暮らしや都市のあり方、そしてビジネスの常識を根底から変えようとしています。 私たちSMG貸し会議室のビジネスもまた、一つの空間を時間単位で共有(シェア)いただく「シェアリングエコノミー」の一環です。 この「共有」という考え方は、現代のビジネスにおいて様々な新しい可能性を生み出しています。 本コラムでは、シェアリングエコノミーをはじめ、小資本で挑戦できる多様なビジネスモデルの今と未来について考察していきます。

なぜ今、「移動のシェア」が求められるのか?

このトレンドの背景には、個人と社会、双方にとっての切実なニーズとメリットが存在します。

個人のメリット:「見えないコスト」からの解放

自動車を所有することは、車両本体の価格以外にも駐車場代、税金、保険料、ガソリン代、そして数年に一度の車検費用といった年間数十万円にも及ぶ「見えないコスト」を払い続けることを意味します。
また、メンテナンスの手間や、所有すること自体の精神的な負担も少なくありません。

「移動のシェア」は、こうした経済的・時間的・精神的なコストから人々を解放します。
必要な時に必要なだけの料金で、メンテナンスの行き届いた車両を利用できる。
この合理性が特に都市部で暮らす人々にとって大きな魅力となっているのです。

社会のメリット:都市の渋滞から地方の交通インフラまで

「移動のシェア」は、社会が抱える課題の解決策としても大きな期待が寄せられています。
都市部では、交通渋滞の緩和や駐車場不足の解消、排気ガスによる環境負荷の低減に繋がります。
一台の車を多くの人で共有することで、道路を走る車の総量を減らすことができるからです。

一方、公共交通機関が衰退しつつある地方では、高齢者などの「交通弱者」を支える新たな足としての役割が期待されています。

多様化するモビリティ・シェアリングの最前線

「移動のシェア」と一口に言っても、そのサービスは多様化・進化しています。

手軽さの王者「カーシェアリング」

「タイムズカー」などに代表される事業者が保有する車を、会員が共同利用するサービスです。
レンタカーとの決定的な違いは、24時間いつでもスマートフォン一つで予約・解錠でき、15分単位といった短時間から利用できる手軽さにあります。
営業の外回りや急な出張先での移動手段として、ビジネスシーンでの活用も急増しています。

体験価値を売る「個人間カーシェア」

「Anyca(エニカ)」のように、個人が所有する車を他の個人に貸し出すCtoCモデルです。
このサービスの魅力は、普段は乗れないような高級車やオープンカー、マニアックな旧車など「憧れの車に乗る」という非日常的な体験価値を提供できる点にあります。
オーナーにとっても、愛車の維持費を賄いながら、同じ趣味を持つ人と繋がれる喜びがあります。

規制と進化の狭間で「ライドシェア」

海外ではUberに代表される一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶサービスが主流です。
しかし日本では、安全性や既存の交通事業者との兼ね合いから「白タク」行為が厳しく制限され、主にタクシーをアプリで呼ぶサービスとして普及してきました。

大きな転換点となったのが、2024年から一部地域で始まった「日本版ライドシェア」です。
これは、タクシー会社の管理下という条件付きで一般ドライバーが自家用車で有料送迎を行うもので、タクシー不足が深刻な時間帯や地域での新しい足として注目されています。

『LUUP』が変えた都市の風景。ラストワンマイルを支配するマイクロモビリティ革命

「移動のシェア」の中でも近年最も都市の風景を変えたのが、電動キックボードや電動アシスト自転車に代表される「マイクロモビリティ」でしょう。

その筆頭である「LUUP」は、「歩くには少し遠いけれどタクシーに乗るほどでもない」という、都市生活における絶妙な距離の移動課題を見事に解決しました。
最寄り駅からオフィスまでの数分間、ランチタイムの少し離れたお店への移動など、人々の行動範囲を格段に広げたのです。

この普及を爆発的に加速させたのが、2023年7月の道路交通法改正です。
これにより、LUUPの電動キックボードなどは「特定小型原動機付自転車」という新しい区分に位置づけられ、16歳以上であれば運転免許不要、ヘルメット着用は努力義務となりました。
この規制緩和が利用のハードルを劇的に下げ、より多くの人々にとって身近な移動手段となったのです。
LUUPの成功のもう一つの鍵は、その巧みな「ポート戦略」にあります。
コンビニや商業施設、オフィスビル、マンションなど、街中のあらゆる場所に高密度でポート(専用駐輪場)を設置。
「どこでも借りられてどこでも返せる」という圧倒的な利便性が、他のサービスとの大きな差別化要因となっています。

大阪で開催中の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)においても、LUUPは関係者向けのモビリティサプライヤーとして協力しており、広大な会場内の移動や、最寄り駅からのアクセスを支える重要な役割を担うことが期待されています。


未来の移動体験「MaaS」とシェアリングの役割

今後、「移動のシェア」は、MaaS(Mobility as a Service)という、より大きな概念の一部として社会に実装されていきます。
MaaSとは、電車、バス、タクシー、シェアサイクルといったあらゆる交通手段を一つのアプリ上で統合し、最適なルート検索から予約、決済までをシームレスに行えるようにする考え方です。


「移動のシェア」は、この未来の交通ネットワークを完成させるための、重要なピースなのです。
「移動のシェア」は、もはや単なる交通手段の一つではありません。
それは、人々のライフスタイルを変え、都市の機能を最適化し、環境問題に貢献する、社会変革のポテンシャルを秘めた巨大なビジネスチャンスと言えるでしょう。

 

今回考察したビジネスモデルをヒントに、あなたのアイデアを具体的な事業計画へと発展させてみませんか。

私たちSMG貸し会議室は、皆様の挑戦に必要な「場」を、必要な時にだけ「シェア」する形で提供しています。
企画会議や仲間との打ち合わせの拠点として、ぜひ大阪のSMG貸し会議室をお気軽にご活用ください。

 

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